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母、躁状態!

久方ぶりに母関連。

母は、春と秋にキモチの乱高下が激しくなる。しかも、年々長引く傾向にある。今年も、2月後半から目立ってきた。


躁鬱と言うと、明るい躁状態と暗い鬱状態が交互に出るイメージなんだけど、母の場合、なんというか、どちらも感情のコントロールが上手くいかない状態という感じだろうか。

鬱状態だと、ヤル気なく、ひたすら部屋に閉じこもり寝てる感じ。
躁状態だと、明るくなるだけならいいが、すぐ度を越して、怒ったり泣いたり当たり散らしたりする。
どちらも浮かんだ思いが抑えられないのだから、周囲の人にすれば、鬱状態の方が好都合。


今回も、
もうこんなところには居たくない!などと、泣きわめき、結局施設の人も困って、息子に電話させれば少しは落ち着くかと、依頼が来た。
20分程話をしていたら、少し落ち着いたというか諦めた感じになったのだが・・・
最初は泣き叫び何を言っているかわからない状態。
もちろん、私にもどうにも出来ないので、はいはい、あらー、ほいほい、どうする?などと言いながら聞く、というのが対処法か。

これはソコソコマズイ状態!ということで、その週末に行くことにした。
こういうのは早目に言っておくに限るので、電話中に伝え、当日も朝出る前に連絡した。
気晴らしに外へ連れ出すことにした。


行って、まず施設の方と面談。看護師の人から色々教えてもらう。
実は、事前に「心のケア」で病院へ行き、感情を押させる薬を少し処方してもらっていたが、これが効果なく、この後どうするか、というようなこと。
よれば、自分がおかしいと思った他人の行動をあからさまに注意してもめたりして、周囲との関係もこじれがちらしい。


これも昔からある。
「おまえんとこの母ちゃんは・・・」と近所のばあちゃんに言われたもんだ。
そう言えば、子供の頃、近所のばあちゃん全員と仲良しだったが、きっとうちの母を不憫に思って優しくしてくれていたんだな、と今思う。
まぁ、施設の方々は、色々心配してくれ、母なんて実に面倒なタイプの人だと思うが、
「基本的になんらかの問題を抱えているからここにいる。そんな人が安心して過ごせるよう考えている。」とのお言葉。
ありがたい!
安心して過ごしてくれると、こちらも安心して過ごせるんだなぁ。
こんな母でも、「ここのスタッフは男の人も女の人もみんな優しくていい人ばかり。」と言っている。
(それなら、泣きわめかないで欲しいのだが・・・)

連れ出し作戦は、一定の効果があったようだ。また、連れて行ってもらった病院の処方も変わり、こちらも効果がある様子。

そのうちに、春は過ぎる・・・

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