実は、正月早々に病院から電話が!(元旦だった)
主治医の先生からで、
・お母さんの症状は現在落ち着いている
・食が細いのも一時期より少しマシになりここ数日は20~50%食べることもある
・ただし、栄養ドリンクと点滴が必要な状況に変わりはない
・その点滴を打つことがもうできなくなりつつある(打つところがなくなり腫れもかなり)
・点滴しないと徐々に弱っていくがどうする?・・・
というような内容だったと思う。(表現がおかしいかも知れない)
遂に来たか!と思う。
だいぶ弱ってきているし、両手、両腕が紫色で可哀そうだと思っていた。
そう思いながら、
「イマドキはこんな風に選択できるのか・・・」とも思う。
ちょっと考えて、
・父の時、母は最初点滴やチューブから胃ろうにすることを反対していたが、
当時は結局お医者さんに説得された。後々とても後悔していた。
・母は元々注射が大嫌いで良く耐えてきた(かなり嫌がっているはず)
・なので、無理やりな延命は望んでいないと思う
と答える。
その時、お医者さんの声が少し明るくなったような気がした。
・できる範囲で続け、出来なくなったら食事中心に切り替えていく
ということになった。
もちろん、食事量が回復すれば状況は好転するのだろうが、
聞いてみる。
「気掛かりは、少しでも会話が成り立つ内に、母が愛する遠くにいる次男に会わせたい。2~3週間なら間に合うか?」
『間に合うと思います』
弟に電話した。
彼はどういう気持ちで聞いただろうか?
この日、母を見に行った。意外に元気だった。孫の顔見てすぐに名前も出ていたし。
ただ、現在と昔の話がごちゃ混ぜになって出てくるので、
私以外は判断がムズカシイ感じ。
「足の毛をむしられてスゴク痛かった!」は点滴のことだろう。
針止めたり抜いたりする時、毛をむしるんだろう。
確かに、足に点滴するなんて考えただけでも痛そう。
多分、これで”ひと騒動”あっての電話だったんだろうと理解できた。
今後どう進んでいくかわからないが、この方が父の時より自然でいいと思う。
… 父には可哀そうなことをした。