3Dプリンター(Kobra Neo)のホルダーにベアリングを入れてみた(大苦戦!)

3D Printer!

ホルダーを回転させたい・・・大苦戦で高くついたというキロク

 ホルダーというのは、下図の2番の棒のこと。
フィラメントロールをセットするところ。ここが擦れて負荷がかかると、フィラメントの供給に影響する。
軽く回るにこしたことはないはず。実際、ネットでもここにベアリングを組み込んだ商品が出ているが、Kobra Neo用は見当たらん。
こんなのを見つけたが、納期が来年・・・しかも合うかどうかも不明。
そこで作って見ることにしたんだが・・・地獄だった・・・というキロクです😅


部品を1点にしてベアリングも印刷しようとたくらみ、ネットを探す。
https://www.thingiverse.com/thing:4640 が見つかった!ありがとう!!
あとでよく見たら光造形用だったみたいだけど・・・
取付部は現状のキャップみたいなので締め込むようにして合わせます。
ベアリングを組み込んでこんな感じ。赤い軸には取付の時周り止めが必要なので穴をあけておきます。

印刷約8時間で出来た!のはいいが・・・全然ちゃんと回らない。
ベアリングの玉が丸くない。コーヒー豆か大豆のような😅
回すとかじって止まる😭
これ、玉を大き目にしたり、サポート変えたり、色々やってみたけど、ダメです!ウチのプリンターで小さい球をつくるのはムリだと分かった。


違うベアリングを探すと、
https://www.thingiverse.com/thing:2746804
ありがとう!!こんなのがありました。スキマを色々変えて用意されてる。FDM式の3Dプリンター用だな。
作って見て、”Tight”が一番しっくりくる感じだったのでこれを組み込む。ちょっと細くできる。
こんな感じ。
黄色いのはサポートの代わり。これがないと印刷がぐちゃぐちゃになりそう。印刷後に取り外します。
見た目はだいぶよくなってきた!
ベアリングもそれっぽい。
ただ・・・確かに最初のヤツよりはだいぶいいけど、やっぱりたまにカジッた感じでひっかかる。フィラメントの回転はゆっくりなので、使えないこともなさそうかな。
使ってみた・・・まぁ・・・”棒”とたいしてかわらん😅
たまに回るからいいか、という程度。自己満レベルだな。


やはりベアリングを買うか作るしかない。とりあえず作って見よう。
ダイソーの手芸コーナーへ行く。
さすがダイソー!Φ8とΦ10で100円。穴無しパール風。ゴージャス😄
更に、設計メンドーだなぁと思っていたら、ぽんきちこうぼうさんの
を発見!!データも公開されてます。ありがたやー!!
BB弾Φ6用。なるほどーそんな手があったのか!でも私が買ったのはΦ8・・・
ダウンロードしたデータを1.33倍します😉
印刷して、
保持器がパチンと入ってパッチリー!!高級そう😅 回転もスムーズ。ちょっとガタ大き目なのは1.33倍したからかな。今回の用途ならこのままで十分。
すばらしいデータをありがとうございます!

これをホルダーに組み込む場合、組立できるように修正必要。しかもΦ8にしたので前回よりちょっと太くなる。
組立考えてバラすと、
保持器、外筒、軸。
印刷は7時間位かな。軸の下の方がちょっと乱れてるけどなんとか使えそう。
これ、組立が超大変!だった🥶 先に軸の先端側のベアリングを組み、下側は玉を1個ずつ押込み、最後に保持器を内側から押し込む。30分以上格闘し、奇跡のように入った感じ。次も組める自信なし😱
もちろん回転はスムーズ!全然違う!!ベアリングはやっぱこうだよねぇ。ただ、超組みにくい。


保持器と玉の位置が見やすければだいぶ違うと思うので、
外筒に穴を増やし、保持器が見やすいように。またベアリングを少し内側に移動し、下側の保持器の向きを逆にもできるかも・・・とします。先端側のベアリングを先に付けると、元側のベアリング玉を入れにくくなるので、保持器下側から、は難易度高いかも。

印刷はこんな感じで約7時間。10㎜巾のラフトを作って安定させるので、保持器は別に印刷します。(保持器は何もなしで印刷したい)

これも玉の組み込みは結構大変。こちらは根元側を先に組み込み、先端側を後にすると少しマシで15分位でできた。慣れだけの差かも😅
組むのは大変だけど、どちらもよく回る!とりあえず十分です。
Youtube shortsで、
https://youtube.com/shorts/8ZnRPv42vMg

Thingiverse は、
https://www.thingiverse.com/thing:6300990

何個も作り、フィラメントを半分以上つかったので、かなり高くついた😅