母 小休止でも・・・
久しぶりに母の話題をメモ。
退院してからも 小さいもめごとが幾つかあったが 大過なく現在に至っている。
ただ・・・ここで言う”大過なく”は世間の尺度とはちょっと違うだろうが、まぁいい方だ。波はあるけど、リハビリにも行ってるようだし。
忘れないうちにメモしておくことは、
1.周囲と孤立し テレビの前に陣取ったら 情報ツウになった!
2.そこへ じいさんがやってきて乱闘?!
の2本立て。
1.テレビを占有!
母が居るのは”症状が進んだ”フロアなので、認知症が進んでいる人が多い。それに対し、母の私との会話は結構しっかりしていることが多く、記憶もいい。
先週会話したことなどよく覚えている。ここではずいぶんマシな方だ。
当初は、6人でテーブルを囲んでいたが、耳が遠いのと、分からん人も多くて会話にならず、更にあんまり関係性を密にしたくない母は、「隣にいる人の食べ方が汚い」「食事中に漏らす」などと嫌うもんだから、施設の人に『テレビの前は空いているがどうか?』と言われ、即OKしたそうで、ある日行くと、一人でテレビの前のテーブルにいた。以前の席からは1m位しか離れてないけど。
本人曰く「テレビあるし、気兼ねせんでいいからここがいい」とのこと。
おかげで、TVの情報が入ってくる。「・・・の事故大変そう」「なんであんな可愛い子を殺すかねぇ」「ラーメンうまそう」などなど。
施設の人によると、”もう少しマシな症状の人達のフロア”ではテレビの前は人気の場所だが、このフロアでは空いている。「あなたのお母さんの場合、”マシなフロア”でもいいんじゃないか?という意見も出ているが、そうするとテレビ前の人ともめるかも・・・」とのこと。
私からは、「現状の方がいいです」と提案させて頂いた。”マシなフロア”でテレビの前のじいさんと揉める姿が目に浮かぶからねぇ・・・
2.じいさんと揉めて・・・!
ある日行くと、看護師さんが寄ってきて、「ちょっとお話が・・・」と言う。まぁ、よくある報告だろうと思い、母に「ちょっと話をしてくる」と告げて行くと、
・昨日、じいさんともめた。
・事の経緯はよくわからないが、じいさんが母のテーブルに近づき、少し会話をしたみたいで、
その後、じいさんがちょっと手を出して殴った?感じになったら、母がすかさず反撃した。
・そこで職員が止めに入った。(立っている爺さんの足腰弱いからサポート必須の意味もある)
というような内容。
まぁ、私としては、”ちょくちょくある事”なので、「まぁ、基本じいさんを警戒するので」「お互い大丈夫でした?」みたいに言っていると、
突然、後ろから
「おまえ!何告げ口しとる!!!」
と大声が!
いつの間にか母が車いすを押して背後に迫っていた! 結構遠いのに。
確かに迂闊だったなと反省するも既に遅し!
母は息子に告げ口したであろう(よく聞こえないはずなので)看護師さんに怒り心頭で、「せっかく来た息子に何心配させるようなことを言う!大したことじゃなにのに!」「もうおまえとは一切話をせん!」「わたしゃここから出ていく!!」などと、そっちの方が息子は困るぞ、という展開に持ち込む始末。
ホント、こんな時の勘は冴えている!
『施設の人は報告が仕事なんだし、こっちも教えて欲しいからいいじゃないか』と言っても、怒りは収まらず。
まぁ、こんな時はあんまりなだめすぎてもロクな結果にならないことは分かっている。
少し、私は教えて欲しいし、いつものように気にしてないし、ケガはなかったか?と言いつつ、「今日もソコソコ遅くなったので、帰るわ。」と引き下がった。
怒りは時間が解決してくれることが多い。
翌週行ったら、すっかり改善していたが、例の看護師さんはまだ恨んでいる様子だった。
なぜ じいさんと揉めたのかは聞くことできずじまい。大体想像つくけどねぇ。
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