介護認定への道(1/4)

2013-05-31介護

母は、長年田舎で一人暮らしをしている。
1,2年前から、「ボケてきて、一人でいるのが危ないから、どこか施設に入りたい」と言っていたのだが、
先日、電話がかかってきて「もうダメだぁ」。
食器の洗い物を、なぜか冷蔵庫にしまう自分に愕然としたらしい。(冷蔵庫を開くと、そこに洗い物の茶碗が・・・)


実家に戻り、3日程一緒に居てみた。
確かに、
・動き回ってはいるが、中々物事が進まない
・お湯を沸かしたり、掃除、洗濯、洗い物はできるが、料理はできそうにない

(段取りが手に付かない感じ)
前者は前から遅かったが、後者はホントにできない感じになっていた。
ここ1週間はカップ麺とパンしか食べていないらしく、確かに「いよいよダメそうだ」と思った。

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我が家に連れて行くこともできるが、うちは2Fにしか住めないのに、2Fにトイレがない。(足が悪い)
更に、知らない土地に行くのは嫌と言う。(毎年この時期、母は感情の起伏が激しく、来てもとても難しいが・・・)
まぁ、数日ならなんとかなるか。とにかく、ここ数日である程度どうするか決めなければならない。

まず、かかりつけの病院行った。(いつも行く総合病院)
すると、内科の先生に向かい、母が「私はここのところ鬱病なので薬を出して欲しい」と訴える!

心療内科医 / 精神科医の無料イラスト | フリーイラスト素材集 ジャパ ...明らかにお門違い!なのだが、先生が「私の専門では無いので無理。その薬は精神科にいかないともらえない。」と言ってくれたおかげで、精神科に行く気になった。さすが!
昔の人なので、精神科=キ★ガイの行くところ と思っていて、敷居が高かった。しかし行く気になっても、田舎なので、この日、精神科は休診。明日になる。

普通、老人ホームに入ろうとすると、「要介護1」等の介護認定の必要なところが多い。(高級なところは別と思う)母は介護認定を受けていないのでサービス自体を受けられない
もし自分が突然ボケても、すぐには誰も面倒みてはくれないシステムだ
■■■■■ 2013/6/9 追記 ■■■■■
老人福祉法に「やむを得ない事由による措置」というのがあり、介護認定を受けていなくても
安全確保が必要な場合は なんらかの措置が受けられるようです
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ところが、ネットで探すと、この田舎にも介護認定無しでも受け入れるところがあった。(Aホームとしよう)
電話してみると、空き部屋もある、という。とりあえず、翌日、母と見に行くことに決めた。

ただ、
その前に、町の特別養護老人ホームに行き、相談してみた。すると、スタッフの方々が色々心配してくれる。システムをよく知らない私にはとてもありがたかった。
・介護認定を受け、「要支援」以上にならないと、公共の介護サービス(ディサービス等)は受けられない
・介護認定をすぐ受けても、判定会議みたいのは月1回であり、今月は約2週間後になる。

(手続き上、今日受けなければ、さらに翌月になる)
ということで、その場で介護認定のための審査を受けさせてくれた。(審査できる方がそこにいた!)これ、後々とても助かることになる。
夜には、わざわざ電話して来てくれて、今後の対応も考えてくれた。もちろん、特養には入れないのだが、相談できる専門家がいると思うと、とても心強い。


翌日、
まず、精神科の病院へ行く。認知症のテストというのを受けた。これ、以外に難しい。「今日は何年何月何日何曜日?」など、横で聞いていてドキッとする質問が・・・(^^;)
20点以下は認知症の疑いあり、というもの。16点だった。
これを昨日の特養のスタッフに報告すると、それらの資料は取り寄せて介護認定の申請書類として対処してくれるとのこと。かかりつけ医の診断書みたいなものも、直接病院へ段取りして頂いた。段取りの全くわからない私には、なんともありがたい!
そうで無ければ、認定は更に1ヶ月遅れていたと思う。

その後、Aホームに行く。快く案内してくれた。
新しくはないが、そこそこキレイで天井も高く、1ヶ月単位ならショートスティもOKと言ってくれたので、「明日から入れるか?」と聞くと、困っているなら・・・ということで対応してくれた!しかも、普通に入るなら礼金要るが、ショートスティということで礼金不要としてくれた。(礼金は20万円)
但し、
●介護認定を受けていないので、「健常者」扱いとなり、介護やデイサービスは受けられない
(逆に言えば外出可能ということだが、施設の人は、母を見て「要支援2は付きそう」)
●今後、介護認定で「要介護」とかになれば、ディサービスを受けられる(もちろん別料金)
という条件。
大変ありがたいことで、翌日「引っ越すことにした」。(1ヶ月として、3食付き98,000円、敷金5万円、困ったのはベッドが持ち込み必須だったこと)

帰りに、いろんな買い物しつつ、特養の方へ報告し、また民生委員の方にも報告した。(民生委員の人はたまに見回りに来るので、不在を知らせるのが大事と思う)
皆、まずは一安心してくれたのだが、「Aホーム・・・まぁ・・・」みたいに口ごもる感じ。

確かに、設備もソコソコキレイだし、室内も明るくてスタッフの方々も悪くない感じなのだが、良く言えば、寛容、悪く言えば事務的、な感じで、やや安心感がない。

でも4日ほどでひとまず決着。皆様に感謝。

介護認定への道(3/4)

介護認定への道(4/4)

介護認定への道(2/4)

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母 再入院!

母の新たな施設は・・・その3

母 暴れる2! その5

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家に帰る騒動のその後

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Posted by mmhトホホ